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フランチャイズパッケージの魅力度を上げるために(競争力を高める)
フランチャイズパッケージの魅力度を高めるために、前回第一弾では、収益性を高めるということを書きました。しかし、一定以上の収益性を確保しても、一時的なブームが去ったり、競合が進出して来たら売り上げが急落というのでは、フランチャイズチェーンとしての拡大は難しくなってしまいます。そんなことにならない強い競争力を持つことがフランチャイズパッケージの魅力度アップには欠かせません。
フランチャイズ本部から見るとお客様は二人いらっしゃいます
フランチャイズチェーンにおいては、フランチャイズ本部から見るとお客様は二人いらっしゃいます。一人は、エンドユーザー。実際のお店を利用して商品やサービスをお買い求めいただく方です。もう一人は、加盟店オーナー。フランチャイズチェーンに加盟して店舗を経営する方です。この両者に気に入ってもらえて初めてフランチャイズチェーンは拡大できるのです。
エンドユーザーに支持されるための差別化ポイント
まず、エンドユーザーに支持されるための差別化ポイントは、商品力です。他にない商品やサービス、いわゆる”名物”があるかどうかです。競合相手と比較して圧倒的に強い商品力を持っていること。そして、それが時代の変化に対応してどんどん進化していくことが強い商品力を生み出します。
次が営業力です。他にない、効果的な広告宣伝手法、ユニークな販売方法などを持っているかどうかということです。マクドナルドが郊外型店舗でドライブスルーを設置して、他にはない販売方法を導入して、過去圧倒的な強さを誇っていたのが好例です。
最後はブランド力です。店舗数が一定数を超えるとブランド認知が高まってきます。そして、少し遠くてもわざわざ足を運んでもらえるくらいのブランド力を持てることが究極の差別化となります。
加盟店オーナーに対する差別化ポイント
一方、加盟店オーナーに対する差別化ポイントに関しては、収益面は前回書いた通り重要ですが、同様に重要なのが、「運営の容易さ」と「オリジナルの運営システム」の有無です。
フランチャイズ加盟で事業を始める場合、当該事業に精通していなという場合が一般的です。したがって、素人の人が比較的簡単に運営できる仕組みや設備、機器などがあること、オリジナルの運営システムが存在することで他にない商品やサービスが提供できることが求められます。さらに最近は、経営面やコミュニケーション面での効率的な情報システムの導入なども加盟店オーナーに対する差別化においては、欠かせない要件となっています。
フランチャイズパッケージの魅力度を高めるために、自社の差別化ポイントをさらにブラッシュアップして、競争力を高めましょう。