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フランチャイズ・ショー2021 in 東京を振り返って
「フランチャイズ・ショー2021」(日本経済新聞社主催・東京ビッグサイト)は、4日間の会期を無事終了しました。
4日間の来場者は計16,801人と発表されました(2019年の56%)。
今回の出展社は、以下の通りでした。
・FC本部/フードサービス業:40
・FC本部/サービス・小売業:61
・代理店・ビジネスパートナー募集:28
・フードサービス開業支援ビジネス:4
・FC支援ビジネス/店舗開発/コンサル/情報:13
まず、上記のカテゴリー分けですが、「サービス業」と「小売業」が一つになって「FC本部/サービス・小売業」となりました。
とりわけ特徴的だったのは、大手コンビニの出店がなかったことです。一昨年からコンビニに対する様々な課題が国からも提起されている中で、新型コロナ感染があり、新規出店をほとんどしなかったということが大きかったと思われます。
また、それに加えて、加盟店募集のやり方が変化したこともあるように思います。
例えば、インターン制度や店舗従業員経験者の独立などです。
いずれも、ある程度の店舗運営の実務経験をした人にオーナーになってもらうという制度。
今後もコンビニが展示会に出展しなくなるかは分かりません。
ただ、このように多様な加盟までのプロセスがあることで、オーナー希望者も自分に合ったビジネスかどうかを確かめることも出来るというのは、昨今の働き方選びに合ったものと思います。
さて、今回のフランチャイズ・ショーは、コロナ禍で緊急事態宣言が延長される中でした。
その影響で来場者は大幅に減少しました(2019年の約56%)が、初出展された本部様の中には非常に手応えがあったという声もお聞きしました。
コロナ禍の先が見えない時期ですが、自分がどういうビジネスに取り組むべきかを真剣に考えている方が、社会環境がどうあれ、決して少なくないことが伝わってきました。
その意味で、本部側が自社のビジネスをどのように表現し、伝えているかがより一層大事担っています。
また加盟店開発にあっては、直接会って話をするだけでなく、動画コンテンツ、オンラインでのミーティングなどの活用も不可欠です。
そうしたことも徐々に広がっていますが、まだ慣れない本部も多いように感じられます。ぜひ、試行錯誤して欲しいことです。
こうした新しいことは、とかく面倒なことです。しかしながら、それらが「当たり前」に感じられるくらい、加盟店サポートのサービス、あるいは本部スタッフの経験値とノウハウ化が進化できるかどうか。
それが、フランチャイズ本部の拡大の鍵を握るに違いありません。
今年は、6月に大阪でもフランチャイズ・ショーが開催されます。
大阪での開催は20年来かと思いますし、開催期間が2日間と短いですが、こちらにも注目しています。
★フランチャイズ・ショー大阪2021★
2021年6月10日(木)・11日(金)インテック大阪
★詳しくは、フランチャイズ・ショー(主催/日本経済新聞社)のウェブサイトでご確認ください。