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独自の加盟審査基準を!
フランチャイズ本部が加盟希望者を募集して、正式に加盟契約を締結するまでに、欠かせないのが、加盟審査です。
資金面さえクリアすれば、誰でも加盟させるというフランチャイズ本部もゼロではないようですが、加盟後のトラブル回避のためにも加盟審査を厳格に行うことは非常に重要です。
一般的には、個人加盟の場合は、個人のこれまでの経歴と健康状態、資金面などの情報を基準にして審査を行います。
具体的には、履歴書、健康診断書、納税証明書などの書類を提出してもらって、判断することになります。
法人加盟の場合は、法人の決算書、代表者の略歴、会社の登記簿謄本などをもとに審査します。
そして、書類審査を通過した後は、必ず面談を行って加盟希望者の考え方などを確認するというステップを踏みます。
しかし、フランチャイズ本部立ち上げ初期の頃には、早く加盟店を増やしたいということで、あまり厳格な審査を行わないで加盟契約を締結してしまうという例も見受けられます。
結果として、本部の方針に従わないで勝手な行為をしたり、他の加盟店オーナーに本部の悪口を言うなど、お荷物的な加盟店オーナーになってしまうというような話もよく聞きます。
また、加盟希望者に対して色々と説明し、もともとはこちらから勧誘したのに結果として加盟を断るのは、相手に申し訳ないという思いを持つフランチャイズ本部の加盟店開発の担当者もいます。
しかし、将来のトラブルになるリスクを考えると断らなければならない時は、できるだけ速やかに相手に伝えることが必要です。
そして、相手に対して断る際には、特別に理由を説明する必要はありません。
社内の審査会で承認されなかったのでという以上の説明は不要です。
まさか、「あなたの性格が当社の理念に合わないため」というわけにもいきません。
フランチャイズチェーンは、本部と加盟店がともにいい関係を継続できてこそ繁栄できます。
フランチャイズチェーンの永続的な繁栄のためには、自社独自の加盟審査の判断基準を設けて、厳格な運用を行うことが必要です。
フランチャイズ本部に対して常に敬意を持ち、共に成長していける加盟店オーナーを見つけてください。