フランチャイズ本部にとって大切なイベント、「全国大会」

先日、あるフランチャイズ本部の全国大会に参加する機会がありました。

参加者が200名近い盛況な会でした。

 

この本部は、5年間で加盟店数が100店を超える順調な成長を続けています。

新規事業として直営店を出店する企画段階からみている身としては、非常に感慨深いものがありました。

 

ちなみに、日本のフランチャイズ業界において100店舗は特別な意味を持ちます。

下記をご覧ください。

 

<日本のフランチャイズ本部の平均店舗数>

総計        157店
小売業      158店
外食業      105店
サービス業  227店

※出所: 「2014年度JFAフランチャイズチェーン統計調査」(2015年10月発表)
(一社)日本フランチャイズチェーン協会

これを見ていただくとわかるように、日本におけるフランチャイズ本部あたりの店舗数は単純平均で157店です(コンビニ除く)。

 

業界別にみると多少バラツキはあります。ただし、多くの場合100店舗を超えると大手本部や一人前の本部といわれます。業界によってはNo. 1と呼ばれることもあります。

 

従って、フランチャイズ本部構築の際に、「まずは100店を何年で達成するか」という目標設定を強く意識することが多くなっています。

 

フランチャイズ本部にとって全国大会は非常に需要なイベント

 

フランチャイズ本部にとって全国大会は非常に需要なイベントです。

普段顔をあわす機会が少ない加盟店のオーナー同士や本部の経営者、本部スタッフなどが一堂に会します。

 

通常、年に一回は開催されますが、複数回開催する本部もあります。
主な目的は、本部方針の伝達や表彰、懇親などです。
希望者のみで翌日にゴルフコンペを行うようなケースもあります。

 

どのくらいの加盟店が参加するか、つまり参加率が、本部運営が上手くいっているかどうかの、ひとつの判断基準にもなっています。

 

フランチャイズ本部の成長ステージと本部方針

 

今回参加した本部は、立ち上げから5年が経過し、初期の加盟店が成熟してきています。

そこで、これまでの、「新規出店重視」を転換し、「一度踊り場をつくって、既存店向けサポートを強化する」方針を打ち出しました。

具体的な施策を少しだけ紹介すると以下のようなものです。

  • 動画マニュアルの充実(クラウド化)
  • 研修システムのレベルアップ
  • 情報システムのバージョンアップ など

 

出店戦略も、「新規オーナー開拓中心」から「既存オーナーの2号店、3号店出店(複数店出店)が中心」に変わるステージに移行していきます。

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本部の方針発表の他にも、加盟店の表彰や成功事例発表、外部講師の講演と充実の内容が続き、最後は場所を移して懇親会が開催されるなど、非常に実りの多い全国大会となりました。

 

 

来年の全国大会では、更に成長した姿が見られそうです。

いまから楽しみです。

 

 

 

 

松久 憲二

松久 憲二

投稿者プロフィール

株式会社アクアネット 専務執行役 チーフコンサルタント
一般社団法人 日本フランチャイズコンサルタント協会 代表理事
特定非営利活動法人 起業応援倶楽部 理事長

昭和43年生まれ。大分県出身。
宮崎大学工学部電子工学科卒業後、大手コンサルタント会社、大手生命保険会社を経て現職。
フランチャイズ本部の立ち上げから加盟店開発などを中心とした経営コンサルティング、執筆および講演等の活動を行っている。

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