フランチャイズ本部として成功するには、本部として加盟店に提供する“フランチャイズパッケージ”がある一定のレベルに達していることが不可欠です。そして、そのレベルを図る基準には以下の7つがあります。

１．収益度

加盟店がどのくらいの収益を上げられるかという基準

　　＜ポイント＞

　　・加盟オーナーの収入がどのくらいか？

　　・投資回収期間がどのくらいか？

２．差別化度

競合他社と比べてどのくらい競争力があるかという基準

　＜ポイント＞

　　・ブランド力

　　・商品力

　　・営業力

　　・マネジメントサポート力

３．拡大度

店舗を増やすことの全体に与えるメリットと増やせる要件をどれだけ備えているかという基準

　＜ポイント＞

　　・商圏の規模

　　・初期投資額

　　・立地の多様性

４．ノウハウの非俗人度

加盟者を短期間で事業運営できるレベルに到達させるノウハウがあるかという基準

　＜ポイント＞

　　・教育訓練の体制

　　・マニュアルの整備度

　　・機械化、システム化

５．理念の共有度

加盟者が共感できる理念を発信できているかという基準

　＜ポイント＞

　　・理念の明文化

　　・環境変化への適応

　　・定量的目標の明確化

６．社会的有用度

地域社会に受け入れられ有用な存在でありえているかという基準

　＜ポイント＞

　　　・地域環境への配慮

　　　・公序良俗に反しない

　　　・地域社会への貢献度

７．契約の明快度

契約内容が具体的でオリジナリティがあるかという基準

　　　・契約条項の独自性

　　　・本部サポート内容の具体性

 

上記7つの基準がある一定レベルを超えていれば、フランチャイズパッケージが魅力的だということになります。

これから、フランチャイズ本部を構築しようとお考えの方はもちろん、現在フランチャイズ本部を運営されている方も、ゼロベースでこの7つの基準が一定レベルに到達しているかどうか、競合他社と比較して劣っているところはないかを客観的に見直すことをお勧めします。