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開いてて良かった!・・・
「フランチャイズチェーンにおいて、お客様の信頼を維持するために最も大切なものは何ですか?」
「それは、ブランドイメージ」です。
そして、自社がお客様に訴求したいブランドイメージを、一言で表現しているのが、
キャッチコピーと呼ばれる短いフレーズです。
「開いてて良かった・・・」はセブン-イレブンが初期の頃に使っていたキャッチコピーです。
当時は、朝7時から夜11時まで、その後は24時間開いていることが、従来の小売店と比べて著しく便利だったので、「開いてて良かった!」がブランドを言い表す最高のフレーズでした。
そして、最近は、「近くて、便利・・・」になりました。
何故でしょうか?何故なら、ほとんど全てのコンビニや一部のファストフード店でも24時間営業は、当たり前になりました。
セブン-イレブンだけが、「開いてて良かった!」ではなくなってしまったのです。
では、最近の同チェーンの最大の特徴は何かというと、日本最大の店舗網を持っていて、つまりどこよりも近くて便利なところにお店がありますということをアピールしています。だから、「近くて、便利・・・」なのです。
他の大手コンビニを見てみると、
「マチの“ほっ”とステーション」(ローソン)
「あなたと、コンビに」(ファミリーマート)
「一番の満足をあなたに」(サークルK・サンクス)
「街角のあなたの憩いの場」(ミニストップ)
となっています。それぞれが、自分たちがお客様に対してこんなお店ですよ、こんなお店でありたいという思いが短い言葉に凝縮されています。
お客様のニーズは変化します。
自チェーンの規模やポジションも変動します。そして、その変化に対応して、お客様に訴求したい内容は変わります。
したがって、キャッチコピーも、時代とともに変化します。
皆様は、お客様に何を一番訴求したいですか?
それにマッチしたキャッチコピーになっているかどうかを常に考えてください。