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フランチャイズ本部を始める際に必要な人材は?
お客様からフランチャイズ本部を始めるにあたってよく聞かれるのが、どのくらいの人が必要ですか?という質問です。
我々がお手伝いする場合、フランチャイズ本部構築の準備段階としてのプロジェクト推進に関しては、当該事業の責任者と実務に通じた担当者数名の方に参加いただきます。
ただ、この段階では専任である必要はなく、月何回かのプロジェクト会議への参加と直営事業の実績や様々な資料準備などに少し時間を割いていただく、そして、初期の段階で必要な本部機能整備に向けた対応を行っていただくための人が必要となります。
ここまでは、特に専任で何人もが必要となるわけではありません。
フランチャイズチェーンとしてスタートできる準備が整ったら、最初に必要なのが、加盟店を集めるための担当者、いわゆる加盟店開発担当者です。
加盟店開発担当者は、フランチャイズパッケージを販売する営業マンです。
他の業務を持っていると加盟見込み者とのアポなど時間調整が自由にできなくなります。したがって、当該業務の担当者は、専任でなければ、なかなか成果が上がりません。
そして、一人当たりの契約者数は、初期の段階では、通常月に1~2件くらいです。そんなに成約できない場合もよくあります。
したがって、初年度どのくらいの加盟店を集めたいかという数に応じて人数が決まります。
成約数10店舗位を目指すのであれば、一人でも対応は可能です。もっと高い目標設定を行うのであれば、それ以上の人数が必要です。
また、2年目以降、より高い目標を設定するということであれば、早い段階で人数を増やすことも必要となります。
さらに、物件を本部が確保する場合は、物件開発のための人が必要となります。
自社の目標と店舗物件の確保の有無などによって開発担当者の人数を決定ください。
さらに、初期の段階で必要となるのが、開業前研修を実施するトレーニング担当と加盟店の開業支援、開業後のサポートを行うスーパーバイザーと呼ばれる指導員です。
加盟店との契約が締結できなければ、これらの人は必要なくなりますが、成約すればすぐに必要となります。当該業務を行う人は、加盟店が成功するために非常に大切な存在です。初期の段階で候補者を選定して、いつでも専任にできる体制を整えておいてください。
以上がフランチャイズ本部をスタートするときに必要な人のイメージです。ただ、あまり最初の段階から多くの人を揃えてもすぐに成果につながらないこともあります。
まずは、最低必要な人員を専任にしてスタートしてください。
そして、フランチャイズ本部に必要なその他の機能を実行する人は、直営事業との兼務で初期の段階は対応する形となります。それほど、多くの人を必要としないのが、フランチャイズシステムの大きなメリットです。