儲かってますが、特別な強みはありません


儲かっていますが、特別な強みはありません。
フランチャイズ本部構築の相談で、よくある会話です。

相談者 「わが社もフランチャイズ本部構築ができないかと検討していますが、できるでしょうか?」
コンサルタント 「業績はどうですか?」
相談者 「営業利益で○○程度です(儲かっている)」
コンサルタント 「業績が良い要因を教えてください」
相談者 「特にありません。普通にやっているだけです」
コンサルタント 「では、御社独自の強みは何ですか?」
相談者 「特別な強みはありません。普通にやっていますから…」

わかりやすいように極端な形にしています。
実際はもっと色々な話も挟みますが割愛しています。
しかし、雰囲気は伝わると思います。

一言でいうと、「自社がなぜ儲かっているのかわかっていない」ということです。
ここまで極端ではなくても、自社が上手くいっている理由を明確に説明できないケースは結構あります。

儲かっている、という結果には何らかの要因があります。
いわゆる成功要因です。
一店舗のみの成功なら、偶然や特殊要因によるイレギュラーも考えられますが、複数店舗が一定の期間成功を続けているなら、そこに何らかの共通する成功要因があるはずです。

フランチャイズ本部構築を行うには、自社の成功要因を明確にすることが不可欠です。
なぜなら、フランチャイズ本部は加盟店に成功ノウハウを移転しなければならないからです。

しかし、前述のように「よくわからない」という状況はよくあります。
これは、自分たちの取り組みがあまりにも当たり前になっていることが原因です。
客観視ができなくなっているのです。

 

ここから抜け出す簡単な方法

ここから抜け出す簡単な方法を紹介します。

■お客様に聞く
これが一番です。
お客様に聞くといっても、アンケートや、覆面調査などの大げさなことをやる必要はありません。
文字通り、目の前のお客様に直接聞いてください。

たとえば、
「うちの店のどこが気に入っていますか?」
「よそではなく、うちの店を選んでいただいた理由は何ですか?」
などストレートな質問で構いません。
もったいないことに、聞いていない方が意外と多いです。

■第三者に聞く
社外の人に聞いてみるもの手です。
自分にない第三者の客観的な視点で答えてもらえます。
友人や取引先でも構いません。
我々のようなコンサルタントに相談するのも良いでしょう。

■競合を利用する
意外と競合のことを知らない場合も多いです。
同じビジネスなので同じようにやっていると、無意識に認識してしまっている状況です。
一度、顧客の立場で競合の商品を購入したり、サービスを利用したりしてみてください。
自社との違いが、自然と明確になるはずです。
その違いの中に、独自の強みが隠されています。

他にも色々と方法はありますが、心当たりがある方はまず
この簡単な方法を試してみてください。

そして、成功要因がわかったら、私にも教えてください(笑)

 

松久 憲二

松久 憲二

投稿者プロフィール

株式会社アクアネット 専務執行役 チーフコンサルタント
一般社団法人 日本フランチャイズコンサルタント協会 代表理事
特定非営利活動法人 起業応援倶楽部 理事長

昭和43年生まれ。大分県出身。
宮崎大学工学部電子工学科卒業後、大手コンサルタント会社、大手生命保険会社を経て現職。
フランチャイズ本部の立ち上げから加盟店開発などを中心とした経営コンサルティング、執筆および講演等の活動を行っている。

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