スーパーバイザーのレベルアップにSV学校の活用を!

3月18日に2015年度スーパーバイザー士認定の面接と認定式が行われました。 (一社)日本フランチャイズチェーン協会認定のスーパーバイザー士は、2015年度までで累計900名を超える資格認定者が生まれています。その資格取得に必須なのが、スーパーバイザー学校の受講と筆記試験、面接の合格です。スーパーバイザー学校は、毎年春季と秋季の二回開催されます。それぞれ、全14日間(5か月)の講座です。2016年度は、5月スタートです。現在受講生を募集しています。

講座内容は、フランチャイズシステムに関する基本知識と関連する法律、労務、計数、財務諸表、マーケティングなどの基礎知識に加えて、問題解決、ホスピタリティ、コミュニケーション、カウンセリングなどスーパーバイザーに必要なビジネススキルの習得と商圏調査、店舗診断といった実習で構成されています。さらに、業種、業態も多様な参加者との交流を通じて、多面的にフランチャイズ業界の様々な情報やスーパーバイザーとしての悩みなどを共有することもできます。中堅、中小クラスのフランチャイズチェーンでは、なかなか自前でこれだけのカリキュラムを揃えることは難しいので、加盟店サポートの強化に向けて、スーパーバイザー育成には、最適な選択といえるのではないでしょうか。

通常、スーパーバイザーは一人当たり数店から数十店規模の加盟店を担当しています。したがって、加盟店が数十店程度しかない場合、スーパーバイザーは精々数名規模となります。そんな背景もあって、スーパーバイザー育成に向けた組織対応が十分にできているというフランチャイズ本部は、それほど多くはないのが実情です。スーパーバイザーの育成には、先輩スーパーバイザーに一定期間ついてもらってOJTで覚えるというやり方が最も多い形です。しかし、先輩スーパーバイザーのやり方は、標準化されていない場合が多く、教わる先輩によってやり方が異なる、スーパーバイザーとして必要な基礎知識は飛ばして、最低限の実務を教わるというのが、通常のパターンです。結果として、基礎的なスキルが未熟なために成長スピードが遅い、業務標準がないために加盟店からみると統一的な指導がなされない、そのために、加盟店のレベルが統一されない、加盟店の問題解決が、スーパーバイザーの個人的スキルに依存しすぎるといった弊害が生まれます

そういった、弊害を避けるためには、すべてのスーパーバイザーに同じレベルの基礎知識やスキルを身に付けさせる、そのうえで、スーパーバイザー業務の標準化を推進、自チェーン独自のスーパーバイザーの指導品質の統一化とレベルアップを図るというサイクルを定着させることが欠かせません。

民谷昌弘

民谷昌弘

投稿者プロフィール

フランチャイズビジネス全般のコンサルタントとして、百社を超える新規本部の立ち上げを支援し、これまで数百社に及ぶフランチャイズチェーンの運営改善や教育研修、加盟店開発支援などの実績を持つ。
  
   株式会社アクアネット フランチャイズ経営研究所 代表取締役社長
   (一社)日本フランチャイズコンサルタント協会 会長
   (一社)日本フランチャイズチェーン協会
   SV学校、経営士講座、FC本部構築講座 講師
   独立行政法人中小企業基盤整備機構  経営支援アドバイザー

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